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地方自治体の災害対策

地方自治体における災害リスクとは

地方自治体の画像

通信手段がなくなり情報収集が不能となる

自治体には、災害時の拠点として地域住民の安全を図るという役割があります。そこが被災すると、多くのリスクが発生します。通信手段が断たれると、様々な情報収集ができません

電話やメール、FAXで情報収集し、ホワイトボードにまとめていては時間や手間がかかり、情報量が増えると対応できないことも考えられます。

夜間や休日の災害時に、すぐに職員が参集できず、人手不足の状態が続きます。被害の状況がつかめなければ、初動対応が遅れ、住民への対応や広報も遅れかねません。

国などと連携できず住民生活を守れなくなる

自治体には国と連携して地域住民を守る役割もあります。地震で建物が倒壊すると、一部や全部の機能が停止する恐れや、津波で庁舎ごと流されてしまうと、自治体そのものの機能を失います

電気や水道、通信などの生活インフラや、交通情報、物資の流通などの対応ができなくなる可能性もあります。避難所の生活環境の維持や確保もできません。

応援やボランティアなどの受け入れや連携、協働も不可能です。住民の生活再建のための支援や災害廃棄物の対策なども遅れるでしょう。

以上のように、地方自治体においてBCPを策定できていないと最悪の場合、事業継続が危ぶまれるという事態に陥るかもしれません。
そうならないためにも、「災害情報システム」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
各地で発生した災害や事故に関する正確な情報をいち早く入手することで、現場での意思決定を円滑に進められるでしょう。

地方自治体が取り入れるべき災害対策

情報収集と連絡手段の確保

地方自治体は、災害時の拠点としての役目があるため、情報収集が重要です。被害状況の情報も得なければいけません。また、他の自治体や国などとの連絡も必要です。電話やFAXでの連絡の他に、インターネットを活用するなど、災害の影響を受けにくい情報収集・連絡手段を用意しておきましょう。災害になると、SNSを中心にデマが飛び交ってしまいます。自治体がデマを流すわけにはいきません。正確な情報収集を行い、その情報を分析した上で、広報してください。

重要データのバックアップ

行政には重要なデータが多くあります。災害で大切なデータを失うわけにはいきません。重要なデータはバックアップを保存しておきましょう。保存したバックアップは、分散管理するのが基本です。他の部署とも協力して、データのバックアップを管理するといいでしょう。可能であれば、クラウドの活用も検討してみてください。データを取り扱う時はもちろん、バックアップの際は特に、セキュリティも意識する必要があります。

電気や食料の確保

災害が発生すると、その規模によっては、数日間のライフラインがストップすることがあります。自治体では、非常用発電機などを導入し、非常時でも電気を使えるように準備しましょう。電気があれば、住民も安心します。非常用発電機がきちんと作動することを定期的にチェックしてください。

食料や飲料水も大切です。備蓄しておきましょう。食料や水は、消費期限があります。消費期限の表示を確認し、日付が近いものは入れ替えましょう。

応援受け入れ体制

災害が発生すると、自治体には、ボランティアが集まります。ボランティアの他に自衛隊などの応援もあるかもしれません。これらの受け入れ体制を整えておきましょう。災害状況を把握して、整理した上で、スムーズに連携すると、ボランティアも活動がしやすいです。

また、防災マップの作製も自治体の大切な仕事。危険区域を確認して防災マップを作成します。避難所も確保しておかなければいけません。

訓練で地域住民の意識向上

自然災害が多く発生する地域などでは、個々で災害予兆や避難所を把握することで、災害の影響を減らせるかもしれません。住民主導型の避難訓練を実施すれば、住人一人ひとりが適切な避難行動をとれるようになります。

首長が不在時の代行順位を決めて、シミュレーションしておきましょう。

また、本庁舎が使用できなくなった場合に備えて、代替庁舎を決めておくと、業務の移行がスムーズに行えます。想定外の地震や水害、火災などが起こる可能性を考慮して、適切な代替庁舎を準備してください。

地方自治体における過去の災害対策事例

河川ごとの被害傾向の違いを地図上に表示して確認

大分県で発生した豪雨災害で、SNSに投稿された画像や動画情報により、市街の冠水状況をタイムリーに把握することができました。

夜間でも詳細な情報収集が可能なので便利です。現場に行く前に視覚的情報を確認できるのは、適切で安全な対応につながります。河川の状況を、地図機能を利用して表示することで、河川ごとの被害傾向の違いをリアルタイムで可視化して判断できるのは、とても助かりました。

デマを排除した様々な情報が、実際の災害対策にとても役に立ちます。

写真や被害報告を自動集計して、すぐに情報共有できる

災害情報システムを導入し、市役所内での訓練を終えた直後に、震度6弱の地震が発生。災害時にほぼ全員の登録が完了していたのは幸いです。地震発生は平日22時半でしたが、夜間でも安否確認の回答率は95%と高いものでした。

各地で発生した地割れや液状化などの被害状況も、職員が写真とともに投稿した情報により、迅速な情報収集を実現。自動で集約されるので情報共有もスムーズです。避難所にいる職員とも、掲示板やメッセージ機能を利用して、冷静にやりとりできました。

いち早く工場火災の発生を知り、写真や動画で詳細確認

福井県では災害時の現場状況の確認に、収集した写真や動画を活用しています。災害情報システムの導入後に、大きな災害は発生していませんが、工場火災の際に活用しました。

火災現場の写真や動画がたくさんシステムに投稿され、幹部職員への報告や、職員間での迅速な状況把握に役立ちました。災害発生を知らせる第一報の早さは、初動対応に効果を発揮します。地図表示機能は紙の地図を開く手間が省け、一目で状況を把握できるので、とても助かっています。

【特集】初動対応に差がつく
情報収集用の災害情報システムとは

災害対策の初動に差をつけると注目をあつめているのが、企業向けの災害情報システムです。各地で起こっている災害や事故情報を報道より先に受け取ることで、「現場で今、なにが起こってるのか」「次にすべきことはなにか」を把握できるため、防災はもちろん、事業継続(BCP)対策の観点から注目を集めています

業種別に見る企業の災害リスクと
その事例を紹介

注目のSNS情報収集に対応した
3つの災害情報システム
企業向けの災害情報共有システムの中でも、より早く、より多く、より正確な情報収集の場として注目を集めている「SNS」。まずは数ある災害情報共有システムの中でも、SNSでの災害情報の収集に対応した3システムを紹介する。
         
【一般企業】
BCP対策
重点を置くなら
Spectee Pro
  • AIで情報を収集・解析し、正確かつ的確な情報を届けることができる。また、専門スタッフが24時間情報を確認しており、情報の正確性を担保している。
  • 地図情報との連携で、細かい位置情報が取得可能。市区町村単位での情報検索、登録している拠点やサプライチェーンの被害状況を把握できる

https://www.youtube.com/watch?v=SMo9F6p03Dw&t=157s

         
【一般企業】
防災対策
重点を置くなら
RESCUE NOW
  • 安否確認サービス、防災訓練支援、危機管理初動体制の構築など、危機管理サービスを同時に提供している
  • 防災対応のコンサルティングから備蓄品の企画販売も手掛けており、防災備蓄や防災カード制作サービスにも強い

https://www.youtube.com/watch?v=hk8shRoIJKk

         
【報道機関】
報道用の
情報収集なら
FASTALERT
  • 収集した情報を自動解析にかけ、そのまま配信しているため、最短1分での情報伝達が可能
  • 様々なジャンルでのリスク収集をしているため配信量が多く、とにかく情報を集めたい報道機関に適している
  • 個人向けのニュースアプリも手掛けている

https://youtu.be/QvNSMDa59ME?si=v97Z_1_F2d751zPJ

※2021年12月20日時点でGoogle検索にて「災害情報共有システム」「災害情報システム」と検索し、システム公式サイトが表示された22商品の中から、「SNSによる災害情報収集」に対応したものを選出。
それぞれのシステムの特徴を基に、目的別の推奨システムを紹介。以下の点で評価をした。
• Spectee Pro:3システムで唯一、情報をAIと専門スタッフの双方が確認の上で発信している正確性の高さ
• RESCUE NOW:3システムで唯一、危機管理サービスを同時に提供している防災サービスの充実度
• FASTALERT:3システムで唯一、最短での情報発信時間を掲載しているスピードの早さ